2009年01月19日
カダフィ大佐 (Colonel Qadhafi)
リビアと言えばこの人でしょう。
街中のあちこちに、カダフィ大佐の大きな肖像画があります。
「砂漠の狂犬」 と呼ばれた
カダフィ大佐が権力を掌握してから、39年が経過したそうです。
国のトップを個人崇拝する国はろくでもない国家が多いですよね。
独裁者ヒトラーのナチスドイツ。
血の粛清者スターリンが率いたソ連がそうであったように。
チャウシェスクが君臨したルーマニアもしかり。
北朝鮮の街中にも、金日成や、金正日の肖像画があるそうですし。
敬愛する将軍様を神格化し、金王朝を不動のものにしようとのもくろみで
歴史書まで神話もどきに捏造するに至っては。
崇拝する側が、指導者の人柄や、
人間性に惚れ込んで自分の自由意志で個人崇拝をするのならまだしも。
権力を持つものが、権力を使い、教育の場等で個人崇拝を誘導・強要し
白紙状態の、いたいけな子供の時期から、すり込むのですから、始末が悪いです。
かって不敬罪と言う法律まで存在した、わが国も
戦前・戦中は現人神 (あらひとがみ) がいたわけでして、
戦争に負けた、戦後の1946年の官報で正式に人間宣言をするまでは
神として個人崇拝を皇民に誘導・強要していたことを考えますと
よその国のことを、笑えないですね。
From トリポリ (リビア)
Posted by gonngoetsu at 13:03│Comments(0)
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