カラチ税関オフィスの庭にいた猫です。
税関職員が餌をやっているのでしょうか、近づいても逃げません。
今日は猫好きな人の話です。
「私はとても猫が好きなのよ」 と。毛並みのいい愛猫を抱きながら
飼い猫と一緒にテレビ出演している猫好きな女優の話を以前聞いたことがあります。
アメリカ産のトイレ用の猫砂をネット通販で購入し、シャンプーをしてやり
餌は、猫用に手作りした料理を食べさせて等々・・・・・。
新宿駅南口の高島屋オープンの日でしたので、もう10数年前の話になります。
雨が降っており、新宿駅南口歩道と車道の境目をノラの子猫が雨に濡れ
よろよろ歩いておりました。
車道に歩き出すとあぶない状況でした。気にはなるのですが、小生を含めて、
だれ1人濡れた子猫に手を出す人はいません。そのときでした。
ホームレスのおじさんが、濡れた子猫を車道から抱き上げ、頭をなぜた後
上着の胸元に入れて歩道の人混みにまぎれ込んで行きました。
その光景にホッとしたのは小生だけではなかったはずです。
小学校入学前の事ですから、小生が4~5歳の頃の話です。
西駅(鹿児島中央駅)裏の自宅から歩いて5~6分位の所にあった
国立病院の近くに猫屋敷と呼ばれている薄気味悪いボロ家がありました。
60歳代のおばさんが、捨て猫の面倒をみて、1人で暮らしていたように思います。
近所の子供達と、化け物屋敷でも見に行くような気持ちで、
こわごわ猫屋敷を見に行ったものでした。
おばさんは見るからに変わり者の容姿に見えました。
皆が捨て猫を置いていくのでしょうか。庭にはたくさんの猫がいました。
昭和20年代後半の頃のことです。
戦後の皆、貧しくて自分が生きるだけで精一杯の頃だったでしょう。
変わり者で怖そうに見えた、あのおばさんの心根の優しさは、
4~5歳の頃は分かりませんでした。
あのおばさんにこそ言って欲しかった。「私はとても猫が好きなのよ」と。
パキ飯屋で
昼飯を食べていると
足下で猫が、
餌をねだってきます。
スパイシーな辛い
味付けですが、
カラチの猫は
美味しそうに
食べます。